平成18年4月の創立以来、溶融塩電気化学プロセス(MSEP:Molten Salt Electrochemical Process、エムセップ)をコア技術とした研究開発に取り組み、環境・エネルギー・資源・ナノテクノロジー等の諸分野において世界をリードする多くの実績をあげてまいりました。
アイ’エムセップ株式会社は、溶融塩電気化学を基盤に置くアルミニウム、希土類金属、金属マグネシウム、金属リチウムの電解製錬技術の承継、革新、伝承の役割を担う技術ポテンシャルを有しており、これを活かして、国際社会が「SDGs」を標榜してカーボンニュートラルでクリーンな新時代へとパラダイムシフトしていくことに資する事業活動を活発に展開しているところであります。
「溶融塩」という液体には、水溶液との比較で述べると、
■いろいろな物質を溶かし込む能力
■化学的に安定で、広い「電気化学窓」
■高い導電率
■大きい融解(凝固)潜熱
■放射線に対しての高い耐性
といった「水溶液」では望めない魅力的な特性や機能があります。
「SDGs」社会へのパラダイムシフトが、ポストコロナ時代の社会の変容と相まって、大きな潮流となってきています。この流れを的確にとらえて将来への展望を開く革新技術として、アイ’エムセップ株式会社が創出し開発を進めてきた「炭素めっき」、「CO2の資源化」、「ナノ粒子の製造」、「リサイクル」、「アンモニア電解合成」を始めとする様々な「溶融塩電気化学プロセス技術」、さらには広く「溶融塩を活用した技術」への国内外の関心と期待は高まっています。
溶融塩技術は世界に普及し根付いているアルミニウムの電解製錬をはじめ、アイ’エムセップ株式会社が創出し開発を進めてきた「炭素めっき」、「CO2の資源化」、「ナノ粒子の製造」、「リサイクル」、「アンモニア電解合成」といった「溶融塩電気化学プロセス技術」を提供します。
アイ’エムセップ株式会社では、「炭素が主要な役割を果たす社会」の構想のもと、二酸化炭素の資源化を可能にする革新技術を創出し、社会実装を目指して研究開発を進めています。
アイ’エムセップ株式会社では、電解浴に「溶融塩」を用いることにより、水溶液系では不可能な「炭素の電解めっき」を実現しました。この革新技術は、来るべきEV、5G時代の要請に応えるためのエネルギー変換電気化学デバイスの特性の向上やボルト、ナット、ねじなどの締結部材の耐食性の向上に資することもでき、さらに、伝熱・放熱用部材への適用や、各種電気分解用の電極やバイオセンサーへの適用にも期待が懸かかります。
アイ’エムセップ株式会社では、溶融塩を電解浴に用いた「常圧アンモニア電解合成法」を提案し、実用化に向けた研究開発に取り組むことで、環境・エネルギー問題の解決を目指しています。
専門性の高い仕事がアイ'エムセップの特徴です。
当社での仕事を通じて専門性を磨くことで
単純な作業員としてではなく、高いスキルを有する「研究者」
として従業員がいきいき働けることを目指しています。